積水ハウスのイズ・ロイエは鉄骨住宅ということもあって、なんだか寒そうなイメージがありますよね。それと夏は猛烈に暑いみたいな。。
実際に5年間住んでいますので暑さ寒かについて感じたことを記していこうと思います。
イズ・ロイエは夏暑く冬寒いか?結論
結論だけ知りたい方もいらっしゃると思うので最初に書いておきます。
昔住んでいた築50年の家に比べたら、寒くないし暑くない!桁違いに快適です!
ただし断熱性能、気密性能を売りにしているハウスメーカーや工務店に比べると特に冬寒いのは間違いないと思います。
築50年の以前の我が家と積水ハウスのイズロイエを比較
以前、住んでいました築50年の木造住宅と比較してみたいと思います。
今の家のほうが断熱性能は圧倒的に良いですね。
築50年だった旧我が家の特徴
以前住んでいました家はおそらく床下に断熱材が全く入っていませんでしたので、板張りだった廊下やキッチン、お風呂場は猛烈に寒かったです。真冬の季節には寒いというより足が凍るほど冷たかったですね。
また地震などの影響もあってかわかりませんが、あちこち変形し隙間もどんどん空いてしまって隙間風がピューピュー入ってきました。基礎にもひび割れが複数あって限界を感じたわけです。
夜にストーブをつけていますと、必ず窓が大量の結露によって窓はびしょびしょになっておりまして、その水滴でカビが発生したり床が腐ってしまったりしていたようです。
真冬の朝は起きますと、その瞬間から猛烈に寒くて、家の中でも息が白くなるほど。
起きて朝一ですることはストーブを付けることでした。
積水ハウスイズ・ロイエの暑さ、寒さ
5年前に新築した積水ハウスに住むようになってからは凄く暖かさを特に感じるようになりました。ただし、やっぱり隙間は結構多いしエアキスの換気口の件もあるしでパーフェクトとは言えないレベルなのかもしれません。(最近の高性能住宅メーカーと比較して。)
でも個人的にはやっぱり冬の暖かさは感じます。これは大満足です。
今でこそ、積水ハウスは現在ではサッシが樹脂でトリプルガラスを採用しているようですが、私が建てた時は選択すらできませんでした。
普通のLow-E複層ガラスにアルミ樹脂複合サッシで中間層にアルゴンガスが入ってるやつです。
これでも結構いいお値段したのですが現在のトリプルガラスの樹脂サッシとか高性能窓からは少し時代遅れになりつつあるようです。
遮熱断熱タイプと断熱タイプがあり南側に窓が多いこともあって夏場の暑さも気になったので遮熱断熱タイプを選択しました。
これで真夏以外は夏の日差しもかなり防いでくれて5月くらいなら家の中はめちゃくちゃひんやりしています。
しかし、積水ハウスの遮熱・断熱性能に関しても若干の不満点も当然あります。
イズロイエの暑さ、寒さで感じること
積水ハウスのイズロイエに5年以上住んでみて季節ごとの暑さや寒さ、断熱性について感じることを書いてみます。
真夏は二階が夜なかなか逃げずこもってしまい結構暑い
昔住んでいた古い家と比べると随分マシではありますが、我が家は、真夏は二階が夜暑いです。想定よりちょっと暑いですね。もう少し涼しいかなと思っていました。
なぜ夜に二階だけここまで極端に暑くなるのかかははっきりした理由がわかりませんがおそらく断熱性能が不足してるのかもしれません。
昼間に太陽で熱せられた屋根の鉄骨が夜にその熱を少しづつ発散してるのではないかという感じです。夏場に在宅してる時はエアコンをつけてる部屋以外すべての窓を開けっ放しにしておきます。
雨が降ってきたりして仕方なくすべての窓を閉めますと本当に短時間で猛烈に暑くなりますね。
ですから、最近では夏の間は常にエアコンをかけっぱなしで寝ていました。
何年か前まではエアコンを使いすぎると体に悪いと思っていたので、タイマーで3時間付けて寝ていましたが、エアコンが切れる結構寝汗をかいてしまっていました。
でも、最近の研究によると暑い時はむしろエアコンを付けっぱなしで寝たほうが良いとのことで実行しています。
冬の寒さは日によって大きく違う
床暖房やエアコンを入れればもちろん全く寒くありませんし、真冬であっても大開口窓があるリビングでは冬の日差しが直で取り込めるため、日中はポカポカしています。
太陽が沈んでいく夕方くらいになると逆に大きな窓が熱を奪いはじめ少しづつ温度は下がってきますが、ある程度は温度をキープしつつ夜になってもリビングには、ほんのりと暖かさが残ります。
12月くらいの寒さならば、16度から18度程度をキープしてくれていることが多いので夜でもエアコンなしで結構いけることもありますね。
暖房なしでは絶対無理と感じるのが日中に太陽が全く登らなかった時です。こんな時は暖房なしではいられません。
わが家では夏は常に窓全開
6月くらいから暑さを感じる季節になって家の中が熱気でこもるような感じがする日は、在宅してる家族がいる場合は、窓をほぼ全開にしています。24時間換気も止めて、エアキスの換気扇(吸気)も止めて、なるべく自然の風が抜けるようにして過ごしています。真夏は人がいる部屋だけエアコンを付けています。
初夏の季節は涼しくて快適
冬場の寒さから開放されて桜のシーズンも終わりGW~梅雨前までくらいの季節は家の中は非常に快適です。外では暑くて半袖じゃないといられない季節でも起床時は家の中はひんやりしています。前日に雨が降った翌日に快晴でも場合によっては午前中、家の中は寒いくらいな日も多いです。
積水ハウスのZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅
ZEH住宅とは「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」を言うそうです。
我が家も、このZEH仕様とはなっています。
断熱性で言えば、ZEH住宅仕様にするために多少の制約が出たのと予算が余計にかかった部分もあります。
窓の大きさ、窓の数、デザインなどに制約が出てきます。
開放感を取ると断熱性は下がります。断熱性を上げるなら窓がなるべく少なく小さい方がよいですが今度は閉塞的で家の中が暗くて日中でも電気を付けることになってしまうかもしれません。
積水ハウスを選択したのも明るく開放的な家が好みだったので、窓の少ない北側にもう少し窓を付けたかった等細かい点はありましたがZEHのために諦めました。
それから断熱材のグレードを上げたりしたので余分に費用はかかっているようです。
断熱性を最優先にする方は積水ハウスはおすすめできない
積水ハウス 断熱性で検索というようなCMを女優の安藤サクラさんがやってますが、現在の最新の積水ハウスでも、わが家が新築した当時と比べて大きく断熱性が向上しているわけではありません。
ぐるりん断熱など基本的な断熱対策は当時からありました。
大きく変わった点は「薄板トリプルガラス」や「真空複層ガラス」が選択できるようになった点かと思います。
それでも、劇的な断熱性の向上は見込めないですから、断熱性能、特に冬の暖かさを一番重要視するという方は積水ハウス以外のハウスメーカーを選択されたほうが後悔しないのではないかと思います。
有名どころでは一条工務店やセキスイハイムのグランツーユー、三井ホーム、スウェーデンハウス等は優れた断熱性能、気密性能を確保できる住宅メーカーです。
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