積水ハウスの軽量鉄骨住宅のイズロイエに住んでから、早いもので10年目となりました。
10年というのは住宅性能の節目とも言える年で、住宅メーカーによる10年点検や保証継続のための有料メンテナンスの案内が届くタイミングでもあります。
住み心地は今でも快適ですが、細かな部分では確実に経年劣化のサインが見え始めています。
ここでは築10年目のイズロイエに暮らす筆者が、実際に気になっている点や感じている変化についてリアルな視点でまとめてみました。
ダインコンクリート外壁の美しさは健在 ただし細部に汚れや黒ずみも
イズロイエの外壁にはダインコンクリートが使用されており、10年経った今でも遠目には新築のような美観を保っています。
しかし、近くで見ると目地部分に黒ずみ汚れが見え始めており、さすがに経年を感じるようになりました。
この目地の汚れはダインコンクリートそのものより目立つ感じです。
素材の耐久性は高い一方で、美観維持の手間がかかるのは意外な盲点でした。
電動シャッターの作動音が大きくなってきた
1階の掃き出し窓に設置した電動シャッターですが、10年が経過してから明らかに開閉時の音が大きくなってきました。
シャッターの開閉時にガシャンという衝撃音が響くようになり、強風のときには金属のバタつき音も気になるようになっています。
摩耗やグリスの乾燥が原因と見られ、シリコンスプレーなどでの応急対応は効果が薄くなってきています。
遮音性能が徐々に落ちてきた感覚
積水ハウスの遮音性にはもともと非常に満足しており、入居当初は外の音がほとんど聞こえないことにびっくりしました。
最近では、車の走行音や人の話し声が以前よりも聞こえるようになってきました。
特に道路側の部屋では、窓が開いているのかと思うほど外音が入り込んでくることもあり、明らかに遮音性能に変化を感じます。
原因としてはサッシの気密性低下や、換気用の給気口からの音の侵入なども大きいです。
とくに我が家のエアキス給気扇は天井付けではなく壁付けで、外の騒音の経路になっているようです。
排水の詰まりが増えてきた
10年を迎えて感じるのが、排水の流れが悪くなるケースが増えたことです。
洗面台やキッチン、トイレなど、それぞれ軽度ながら詰まりが起こる頻度が上がってきました。
ある程度対応できる範囲ではあるものの、以前の住宅では一度も詰まったことがなかったため、積水ハウスの排水管の細さや設計上のクセなどに原因があるのかもしれません。
浄化槽業者から点検の際に高圧洗浄を勧められたこともあります。
ユニットバスの劣化 コーキングや床面のトラブル
浴室にはTOTOのユニットバス サザナを採用しています。
機能性やでは満足していますが、コーキング部分のひび割れや床面の剥がれなどが徐々に目立ってきました。
特にほっカラリ床の表面が一部剥がれてしまい、リコールかと思ってメーカーに問い合わせたところ、無償修理の対象外ということで自費修理の見積もりを案内されました。
また、コーキング部分も水まわりの劣化が進行しやすいポイントなので、早めの打ち替えを検討しています。
別記事で詳細を書きました!
フローリングの傷やへこみも蓄積
フローリングは10年の生活で確実に傷やへこみが増えています。
特にスマホなどを落としたときのへこみが目立つようになり、やわらかい材質なので意外と簡単にへこんでしまう印象です。
傷防止のために家具の脚にパッドを貼ったり、部分的にクッションシートを使って保護するなど、日常的な工夫は一応しています。
まとめ|積水ハウスでも10年後には確実にメンテナンスの必要が出てくる
10年経てばさまざまなメンテナンスが必要になることを実感しています。
積水ハウスの家は確かにしっかりしており、10年経っても大きな問題はありませんが、細かい部分には確実に経年劣化が現れてきます。
今後はメーカーの点検案内や、必要に応じた補修・修理にも前向きに向き合っていこうと思います。
これから積水ハウスを検討している方や、同じように築10年前後の住宅にお住まいの方の参考になれば幸いです。
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