今回取り上げる0120-983-706(0120983706)は、エネループと名乗る会社からの営業電話として、各地でトラブルの報告が相次いでいます。電気料金の見直しや太陽光発電の補助金を口実にして個人情報を聞き出そうとする手口は、一見すると親切な提案のように見えるだけに、うっかり話を進めてしまうケースもあるようです。
この記事では、0120983706の正体や具体的な手口、実際に電話に出てしまった場合の対応方法まで、できる限り詳しく解説していきます。同じ番号から着信があって不安に思っている方の参考になれば幸いです。
0120983706はどこからかかってくる電話?
結論から言うと、0120983706はエネループと名乗る会社の営業電話です。主に太陽光発電システムや電力プランの見直し、エコキュートといった住宅設備の販売を目的としたセールス活動に使われている番号とみられています。
フリーダイヤル(0120)は着信側が通話料を負担する番号のため、一般的には企業のサポートデスクやコールセンターによく使われています。そのため、知らない0120番号でも「もしかしてどこかの手続きの確認かな」と思って出てしまう人が多いのも実情です。ただ、この番号に関しては受けた人たちの口コミを見ると、最初から営業目的であることがほとんどです。
なお、ここで注意しておきたいのは、「エネループ」という社名は三洋電機(現パナソニック)が製造する充電池のブランド名と同じである点です。当然ながら、あの「エネループ」とはまったく無関係の別会社です。誤解させるような紛らわしい社名を使っていること自体、やや不誠実な印象を受けます。
電話口でどんなことを言ってくるのか
この番号からかかってくる電話の流れは、複数の口コミを総合すると、かなり一定のパターンがあることがわかります。最初に女性のオペレーターが電話に出てきて、いくつかの質問を畳みかけるように聞いてくるのが特徴です。
具体的には以下のような質問をしてくるようです。
- お住まいは戸建て住宅ですか?
- 東京電力管内にお住まいですか?
- 年齢は74歳以下ですか?
- 電気料金とガス料金は高い月と安い月でそれぞれどのくらいですか?
これらは、太陽光発電やエコキュートを導入できる「対象者かどうか」を絞り込むための質問です。条件を満たしていると判断されると、東京電力のスマートライフプランへの切り替えとエコキュートの組み合わせ販売の案内に進んでいきます。そして話が一定まで進むと、「条件確認のため折り返し連絡します」と一旦電話を切り、今度は別の担当者から連絡が来て、自宅訪問の約束を取り付けようとするという流れです。
個人的に気になるのは、「電話番号だけを使って無差別にかけているため、相手の個人情報はわからない」と自ら認める営業電話である点です。つまり、あなたの名前も住所も知らない状態で、とにかく電話をかけまくって引っかかった人から情報を収集していくスタイルです。これは典型的なコールドコール営業であり、出た側としては非常に不愉快ですし、トラブルの温床になりやすい手法です。
「補助金が出る」というトークに要注意
最近の口コミの中で特に多く報告されているのが、「補助金が新たに出るので、条件に合うか確認させてほしい」という切り口です。国や自治体の補助金を絡めた話法は、消費者の関心を引きやすく、詐欺まがいの業者がよく使う手口のひとつでもあります。
太陽光発電や蓄電池に関しては、実際に各自治体が補助制度を設けているケースもあるため、完全なウソとは言いにくい部分もあります。ただし、電話口で突然「補助金が使えますよ」と言われたからといって、すぐに話を進めるのは危険です。正規の補助金制度は、自治体の窓口や公式ウェブサイトで誰でも確認できます。見ず知らずの営業電話から聞く情報を鵜呑みにするのは避けたほうが賢明です。
電気代が上がり続けているこのご時世、太陽光発電やエコキュートへの関心が高まっているのはよくわかります。だからこそ、こういった「今がチャンス」「補助金が使える」といったワードは効果的に刺さるわけで、業者もそこをうまくついてきます。焦らず、一度冷静になって調べ直すクセをつけておくことが大切です。
実際にかかってきたときの対処法
0120983706から着信があった場合の対応について、状況別にまとめておきます。
まだ出ていない場合
着信に気づいたが出ていない、または留守電に何も残っていないという場合は、折り返しは不要です。重要な用件であれば必ず再度連絡があるか、留守電にメッセージが残るはずです。口コミを見ると、この番号からかかってくる電話はメッセージを残さずに切れるケースがほとんどです。それ自体が「営業電話である」ことの証拠と言えます。
電話に出てしまった場合
電話に出てしまった場合でも、まだ個人情報を一切伝えていなければ問題ありません。「結構です」とはっきり断って通話を終了しましょう。ただし、ここで注意したいのは、断る際に長々と理由を説明しないことです。「検討してみます」「また今度」といったあいまいな返事は、再び電話をかけてくる口実を与えるだけです。
個人情報を話してしまった場合
もし戸建てか、電力管内か、年齢はいくつかといった情報をすでに答えてしまった場合は注意が必要です。今後も同じ番号または関連する番号から再度アプローチされる可能性があります。着信拒否の設定を行い、自宅への訪問などがあった場合は毅然と断るようにしてください。
訪問約束をしてしまった場合
電話での話の流れで、ついうっかり自宅訪問の約束をしてしまったというケースも報告されています。この場合は、クーリングオフ制度の対象になる可能性があることを覚えておいてください。訪問販売で契約を結んでしまった場合、原則として契約書受け取りから8日以内であれば無条件に解約できます。また、まだ訪問前の段階であれば、電話でキャンセルを伝えることが可能です。
着信拒否の設定方法
今後この番号からの電話を受けたくない場合は、着信拒否の設定をしておくのが確実です。
iPhoneの場合は、電話アプリで着信履歴を開き、該当番号の右端にあるアイコンをタップして「この発信者を着信拒否」を選択するだけで設定できます。Androidの場合は機種によって操作が若干異なりますが、通話履歴から番号を長押しして「着信拒否」を選ぶ形が多いです。固定電話の場合は、各キャリアが提供している「ナンバーリクエスト」や「迷惑電話おことわりサービス」を利用すると便利です。
また、スマートフォンであれば迷惑電話フィルタリングアプリを導入するという方法もあります。代表的なものには「Whoscall」や「電話帳ナビ」などがあり、着信時に番号の危険度を自動で判定して表示してくれます。このような対策ツールを事前に入れておくと、知らない番号への対応がずいぶん楽になります。
なぜこういった営業電話が増えているのか
電気代の高騰が続いているここ数年、太陽光発電や蓄電池、オール電化設備への関心が急速に高まっています。それに伴い、こうした設備を売り込もうとする業者の数も増え、電話での勧誘が活発化しているのが現状です。
また、固定価格買取制度(FIT)の終了を迎えた家庭が増えていることも、業者にとっては商機になっています。「売電収入がなくなったなら蓄電池を入れてみては」「電力プランを見直してはどうか」といったアプローチは、タイミング的に刺さりやすいわけです。消費者側が不安を感じている時期を狙って接触してくるのは、セールスとして王道の手法ではありますが、それを電話番号を手当たり次第にかけるという形でやってくる業者は、やはり信頼性という点で疑問符がつきます。
太陽光発電やエコキュートを本気で検討したいなら、こういった飛び込み営業電話に乗るのではなく、複数の業者から見積もりを取って比較検討するほうがはるかに安心です。一括見積もりサービスを利用すれば、優良業者を手間なく比較できます。
消費者トラブルになった場合の相談窓口
もし強引な勧誘を受けたり、契約上のトラブルが起きたりした場合は、一人で抱え込まず専門機関に相談することをおすすめします。
消費者ホットライン(188)は、最寄りの消費生活センターにつながる全国共通の電話番号です。訪問販売や電話勧誘販売に関するトラブルの相談を受け付けており、クーリングオフの手続きについてもアドバイスをもらえます。もし契約後にトラブルになった場合は、まずここに連絡するのが第一歩です。
国民生活センターのウェブサイトでも、太陽光発電・蓄電池に関するトラブル事例が公開されており、参考になる情報が豊富です。似たようなケースの事例を読んでおくだけでも、詐欺的な手口に気づく力がつきます。
まとめ:0120983706には出ないのが一番
0120983706は、エネループと名乗り太陽光発電や電力プラン見直しを切り口にした営業電話です。補助金トークや電気代節約の訴求は確かに耳に入りやすい内容ではありますが、電話番号を手当たり次第にかけてくる業者からの情報をもとに大きな買い物を決めるのはリスクが高すぎます。
もし着信があっても、出なければそれで終わりです。出てしまった場合でも、個人情報を渡さずに断れば実害はありません。重要なのは、「補助金が使える」「今だけお得」といった言葉に焦らされないことです。太陽光やエコキュートを本当に検討したいなら、自分のペースで、自分が選んだ業者と話を進めるのが正解です。
この記事が、突然の着信に困っている方の判断の助けになれば嬉しいです。同じような番号からの着信トラブルは今後も続くと思いますので、迷惑電話フィルタリングアプリの導入や着信拒否設定を早めに済ませておくことをおすすめします。


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