080-2059-1331(08020591331)から着信があって、思わず手を止めてしまった方も多いのではないでしょうか。実はこの番号、複数の電話番号検索サイトにすでに10件前後の口コミが集まっており、検索数も1000回を大きく超えています。先に結論からお伝えすると、この番号は電力会社をかたった自動音声アンケートを行っている迷惑電話業者の可能性が非常に高い番号です。今回は実際に寄せられている口コミの内容をもとに、080-2059-1331の正体、電話の中身、そしてかかってきたときにどう対応すればいいのかを、できるだけ分かりやすく整理してみました。
08020591331の正体は?
080-2059-1331は携帯電話番号で、番号提供事業者はドコモとなっています。ただし、これは番号そのものがドコモの回線を使っているという意味であり、ドコモが発信元というわけではありません。法人や業者が携帯回線をまとめて借り受け、営業や自動発信に使っているケースがほとんどです。
電話番号検索サイトでは、この番号は「ニセ電力会社/賃貸住宅/ニセ携帯会社の自動音声アンケート」という分類で登録されており、別のサイトでも「電力営業(蓄電池・電力切替)」として迷惑電話の判定が寄せられています。迷惑電話としての判定割合はほぼ100パーセントに近く、口コミのほとんどが不審な自動音声についての報告です。
個人的に気になったのは、この番号の周辺にあるほぼ連番で同じような業者名が登録されている点です。1つの番号だけを使い回すのではなく、似たような番号を大量に取得して発信しているとみられ、着信拒否をしてもまた別の番号からかかってくる、という状況を生みやすい仕組みになっているようです。
電話に出るとどんな内容が流れるのか
寄せられている口コミを整理すると、電話に出た際、または留守番電話に残されているのは、次のような自動音声アンケートです。
こちらは家計見直しサポートセンターです。電気代・ガス代の節約につながる、東京電力グループのお得な料金プランの無料診断を実施しております。30秒程度の簡単なアンケートにご回答いただくことで、ご家庭にぴったりの節約方法をご紹介いたします。まずお住まいについてお聞きします。一戸建ての方は1、分譲マンションにお住まいの方は2を押してください。
この内容から見えてくる特徴を整理すると、次のようになります。
名乗る団体名がそのつど変わることがまず目立ちます。家計応援サポートセンター、家計見直しサポートセンター、関東調査センターなど、口コミごとに違う名前が登場しており、どれも実在の企業名ではありません。
大手電力会社の名前を使って信頼感を演出している点も見逃せません。東京電力グループや東北電力といった、誰もが知っている名前を出すことで、警戒心を薄めようとしているように感じます。
ボタン操作だけで個人情報の入り口を作っているのも特徴です。住居形態を答えさせるところから始まり、段階的に世帯の情報を引き出していく構成になっていると考えられます。
なぜ本物の電力会社ではないと言えるのか
いくつかの根拠を積み重ねて考えると、実在の電力会社からの正規の連絡とは考えにくいことが分かります。
①名乗る組織名が口コミごとにバラバラで、統一された正式名称が存在しません。②東京電力や東北電力といった実在の会社名を、その会社自身が使う正式な案内窓口としてではなく、あくまで信頼を借りるための道具として使っている印象があります。③発信元が個人向けの携帯電話番号であり、大手電力会社が個人名義の携帯番号から自動音声アンケートを行うことは、通常の業務フローとしては不自然です。④同じ番号帯で大量の番号が使われていることから、一件一件丁寧に対応する業務用の窓口ではなく、機械的に大量発信するためのシステムが背後にあると考えられます。
電力会社を装った勧誘電話への注意喚起について
電力会社や消費生活センターなどの公的な窓口では、以前から電力会社をかたる不審な勧誘電話やアンケート電話について、契約先の変更や個人情報の提供を安易に行わないよう呼びかけがなされています。実際の電力会社が料金プランの案内を行う場合は、契約者本人が確認できる正式な窓口番号や、契約時に登録した連絡手段を通じて行われるのが基本です。見知らぬ番号からの自動音声で、いきなり住居形態や電気代を尋ねてくるような流れ自体が、通常の営業とは異なるものだと考えておいて間違いないでしょう。
本物の電力会社の連絡との違い
| 項目 | 本物の電力会社 | 今回のような自動音声業者 |
|---|---|---|
| 発信番号 | 契約書類に記載された正式な窓口番号 | 携帯電話番号など、その都度変わる番号 |
| 名乗り方 | 会社名・部署名を明確に名乗る | 毎回異なる謎の団体名を名乗る |
| 手続きの流れ | 契約者本人の意思確認を経て進む | ボタン操作だけで情報収集が進む |
| 目的 | 既存契約の案内・手続き | 個人情報や家庭状況の聞き出し |
着信があったときの対処法
もし080-2059-1331やこれに似た番号から着信があった場合は、次のような対応を心がけてください。
- 知らない番号にはまず出ない、出てしまっても内容を聞いたら早めに切ることを意識しましょう。
- 折り返しの電話はかけないようにしてください。折り返すことで、番号が今も使われていることが相手に伝わってしまいます。
- iPhoneをお使いの場合は、電話アプリの履歴からこの番号を選択し、この発信者を着信拒否に設定できます。
- Androidをお使いの場合は、電話アプリの通話履歴からこの番号をタップし、ブロックまたは迷惑電話として報告を選択してください。
- 電気代や住居形態、家族構成などの個人情報は、電話口では絶対に答えないようにしましょう。
- 特に高齢のご家族がいる場合は、こうした自動音声アンケートの手口があることを事前に共有しておくと安心です。信頼して答えてしまうケースが少なくありません。
- 不安な点があれば、消費者ホットライン188(いやや)や、お近くの警察相談窓口(#9110)に相談することもできます。
よくある質問
Q. 出てしまったのですが、個人情報は漏れていますか。
A. 番号を押して回答してしまった場合、その情報が業者側に渡っている可能性はあります。ただし、それだけで直接的な被害につながるとは限りません。今後同じような電話がかかってきた際は、情報を答えずに切ることを徹底してください。
Q. 着信拒否をしても意味がありますか。
A. この番号自体は着信拒否できますが、似たような番号帯からまた発信される可能性はあります。それでも一件ずつブロックしていくことで、着信の頻度を減らす効果は十分にあります。
まとめ
080-2059-1331(080 2059 1331)について分かったことを整理すると、次のようになります。
- 携帯電話番号だが、実際は業者が営業・自動発信目的で使用している番号とみられる
- 電力会社をかたった自動音声アンケートで、家計見直しサポートセンターなど毎回違う団体名を名乗る
- 東京電力グループなど実在の会社名を使って信頼感を演出している
- 迷惑電話の判定割合が高く、複数の口コミサイトで注意喚起がされている
- 近い番号帯にも同様の口コミが多数あり、大量発信の一環とみられる
個人的な感覚としても、大手電力会社の名前をわざわざ出してくる時点で、少し身構えたほうがいい電話だと感じます。実際に電力会社が個人の携帯番号から自動音声でアンケートを取ることは基本的にありません。ご自宅にご高齢のご家族がいらっしゃる場合は、この手口を一度共有しておくと、いざというときの安心材料になるはずです。着信があっても慌てず、まずは出ない、そして個人情報は答えないという基本を守っていただければと思います。


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